関空の連絡橋に衝突した宝運丸!損害賠償は?日之出海運と鶴見サンマリン

台風21号が猛威を振るう中、関西国際空港連絡橋にタンカーが衝突したようです。

衝突したタンカーの船名は『宝運丸』という船ですね。

この船はどこの会社に所属しているのでしょうか?

【日之出海運】【鶴見サンマリン】が関係しているようですが、どのような構造になっているのでしょうか。

 

今回は

宝運船の詳細

宝運丸の関係会社

関空連絡橋の損害賠償

についてお伝え致します!

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関空の連絡橋に衝突した宝運丸

関空の連絡橋に衝突する宝運丸

4日午後、関西空港の連絡橋に台風による風であおられたタンカーが衝突しました。海上保安部によりますと乗組員11人にけがはありませんでしたが、現在も船内に乗り残されているため救助の方法を検討しています。

関西空港海上保安航空基地によりますと、4日午後1時半すぎ、関西空港と大阪 泉佐野市を結ぶ関西空港連絡橋に全長89メートル、2591トンのタンカー「宝運丸」が衝突しました。

海上保安航空基地によりますと、タンカーには11人の乗組員が乗っていましたが、けがはないということです。

タンカーは、関西空港の施設に燃料を運び終えたあと、いかりを降ろして停泊していましたが、強風にあおられて、施設から20メートル余り流され橋に衝突したということです。

船は現在、橋と衝突したことで一部が壊れたということです。
また、タンカーの船内は停電し、エンジンがかからず自力での航行やいかりを巻き上げることができないということです。

直前まで燃料輸送を行っていたようですね。

関空沖は荒天非難の場所としてよく使われますが、台風の直撃コースである場合は避難場所としては好ましくはありません。

恐らく次は岡山に戻るはずだったと思うのですが、瀬戸内海に逃げ込む暇すらなく関空沖での避難を選択したのでしょう。

 

また、宝運丸が連絡橋に衝突するまでのGPS記録がこちらです。

宝運丸のスペック詳細

宝運丸と鶴見サンマリン

引用:MarineTraffic.com

総トン数:2,591トン

載貨重量トン:3,881トン

船籍:日本

建造:1996年

全長:89.95m

貨物船全体のカテゴリーの中では比較的小型の船です。

瀬戸内海を航行するためにも煩わしい手続きが必要ありません。

 

主にJXTGエネルギー株式会社水島製油所(岡山県)から関西国際空港に飛行機のジェット燃料を一回に約450万リットル運搬していたようです。

水島で油を積んで関空で降ろす、というピストン運航をしていたと思われます。

 

ちなみに載貨重量トンとは、簡単に言えば貨物が何トン載るかという値です。

また建造から22年経っているので、船の中では相当な老齢にあたります。

人間でいえば100歳近いレベルですね。

 

宝運丸はどこの会社の所属?日之出海運と鶴見サンマリンか!

宝運丸は【日之出海運】という会社の所属であるようです。

【鶴見サンマリン】という会社も関係しているとみられています。

鶴見サンマリンの船舶紹介の中に宝運丸が存在しています。

鶴見サンマリンの船舶

一番左下に宝運丸という船があり、左上には「定用・運行受託船」と書いてありますので、宝運丸は下記の運用になっていると推測されます。

 

船主:日之出海運

運航会社:鶴見サンマリン

 

船主は船を所有している会社であり、運航会社は船を動かしている会社です。

自社で船を持って運航するケースは少なくなってきており、リースする形で貨物船を運行するのが主流です。

これを船の業界では傭船といいます。いわゆるレンタルですね。

運航会社もオペレーターと言うのが一般的です。

 

つまり宝運丸は日之出海運が所有しており、鶴見サンマリンがリースで運航している可能性が非常に高いです。

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関空の連絡橋の損害賠償は?

PI保険

引用:東京海上日動

関空の連絡橋が大きく損傷しているので、おそらく修復費用は船主と思われる日之出海運が支払うでしょう。

通常船主はPI保険という「対物保険」的なものに加入しているはずなので、連絡橋の修復費用は保険で支払われるでしょう。

 

また損傷した船体は「船体保険」を修復費用に充てることになるでしょう。

 

台風と言う災害による不可抗力とみなされれば国による保証という可能性があるかもしれませんが、台風が来ることが分かっていながら運航をした鶴見サンマリンにも責任の所在が移るかもしれません。

あとは荷主がなんとしても運航をしてくれと鶴見サンマリンに頼んでいた場合、荷主側(恐らく関空関係?)にも責任が生じる可能性はあります。

正直船主である日之出海運にとってはかなり不運な出来事かもしれませんね。

 

台風21号のその他の記事

足羽高校 【台風21号】福井県で足羽高校だけ休校にならず!自称進学校?

参考:【台風21号】福井県で足羽高校だけ休校にならずw自称進学校か?

 

宝運丸のまとめ

鶴見サンマリンのロゴ
宝運丸は乗組員が全員無事ということでよかったですが、関空の連絡橋に激突したことで、連絡橋および船体が大きく損傷しています。

正直なところ大型の台風が関西に直撃するのは分かっていたのに、小型の船舶を大阪湾に存在させておくというのはいかがなものかと思います。

恐らくですが船長は事前に岡山から関空へ向かう際、瀬戸内海での待機を提案しているはずです。

普通こんな状況で台風が直撃する場所に走ってはいきません。

 

顧客からの圧力があったのではないでしょうか。

 

終わったことを言ってもしょうがないですが、乗組員が全員無事で何よりといったところでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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8 Comments

激おこプンプン丸

道徳心や倫理観が皆無の中国人船籍のタンカー船でさえ、関西国際空港を壊す大惨事は起こしてないよね。他の所有会社の船で、激突事故ありましたか?、あらかじめ2,3日前から風速がヤバい台風来るってニュース報道してたのに、タンカー船固定不足の認識の甘さ、この船長の危機感の欠如だよね。。。

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ブリコラージュ ブリコラージュ

コメントをいただきありがとうございます。
この件について船長に責任を押し付けるのは酷だと思います。

荷主及び運航会社の危機管理能力の欠如だと思います。
推測ですが、船長は事前に関空への航行を拒否し瀬戸内海での避難を提案しているはずです。

恐らく荷主から強い圧力がかかり、運航会社はNoと言えなかったのでしょう。

実際どういうやり取りがあって関空まで船が走ったのかは分かりませんが、船長に責任を押し付けるのはあまりにも酷です。

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陸のカッパ

映像で見る限り錨鎖は左側しか伸びていません。荒天下の錨泊で振れ止めも入れてなかったとすると、船長の責任問題になるかも知れません。また、走錨すればフネはコントロール出来なくなるのは常識で、流されている30分の間に捨錨する判断もできたのではないかと思います。

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ブリコラージュ ブリコラージュ

コメントをいただきありがとうございます。
捨錨という選択肢もあったのですね。
走錨が始まってから機関を始動が間に合ったのかという問題もありますが、様々な要因が合わさって起きた事故のようですね。

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通りすがりの捨てメアド

海保は台風接近時には関空から3マイル以上離れる注意喚起。
この船長が投錨したのは1マイル地点。言うに事欠いて「安全だと思った」だそうです。(読売)
憶測で船長を擁護できる状況では無いようですね。

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ブリコラージュ ブリコラージュ

コメントをいただきありがとうございます。
海難審判になるでしょうから当然船長が責任を負うことになるでしょう。

ただ全責任100%を押し付けるのは間違っているでしょうし、運航会社として事前にもっと何かできたのではと思います。

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SandP

運航会社や荷主から何を言われようが判断し責任を持つのは船長です。飛行機の機長も同じですよね。台風の中行けと言われても拒否できるのです。
判断を誤った船長が責められ、責任を負うのは当然です。

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ブリコラージュ ブリコラージュ

コメントをいただきありがとうございます。
確かに船長には拒否権がありますが、元々貨物船の運航に携わっていた者としては色々考えてしまいます。

どのような経緯ややり取りの中でで関空までの運航を決めたのか、錨泊の安全性について運航会社及び運行管理者は把握していたのか。
全貌を明らかにしてほしいとは思います。

運航会社には、安全管理規程に基づいて運航がなされていたか監査が入るとは思いますが。

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