白い巨塔の名言集!「東と財前」「財前と里見」のかけ合いが深い?

2003年版の白い巨塔は名言(名ゼリフ)の宝庫です。特に象徴となるのが、二項対立ですね。セリフの掛け合いが対立を煽るような感じで、ドラマを引き立てます。

意見が対立するのは「東と財前」「財前と里見」がメインでしたね。そのため今回は意見が対立するような掛け合いを中心に、白い巨塔の名言をまとめてみました。

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白い巨塔の名言集~対立編~

主にセリフを言う2人の人物が相反する考えを持っていることを際立たせる名言を集めました。

①東と財前

財前「価値のない年代物に高い金を払う必要はありませんよ。東教授。」

 

東「気遣いはいらんよ。私はね、本物なら10万払っても惜しくはないが、ラベルだけの粗悪品なら1円だって払いたくは無いんだよ。財前君。」

名シーンの1つとして挙げられることが多い、東と財前がクラブで交わしたやり取りですね。東と財前が袂を分かつ場面でもあります。

財前の発言からは、「価値のない年代物=東」に泣きつく価値は無いという意思表示。

東からは「ラベルだけの粗悪品=財前」には価値を見いだせないと言っているのではないでしょうか。

ここから決定的に2人の人間関係というものが壊れ、財前は東に対して敬意を払う素振りを見せなくなります。

 

ちなみに、その後財前とケイ子の2人で1988年の年代物のブルゴーニュを飲んでいます。

 

財前「ありがたいお話ですが、私はこの浪速大学第一外科に骨を埋めるつもりでございます。」

 

東「まあ、君のような優秀な人間が、大阪に埋もれるのでは勿体無いと思ってね。」

東から財前に対し、ニューヨークで勉強してみないかという提案をした後にかわされるやり取りです。

第一外科の教授を目指す財前がそれに応じるはずもなく、2人の人間関係が良好なものではないことを表していますね。

東の財前を教授に推薦つもりは毛頭ないという意思表示とも受け取ることができます。

 

②財前と里見

財前「こうやって椅子があれば、腰を下ろしたくなる。立派な椅子ならなおさらだ。僕に言わせりゃ、一生立ちっぱなしでいいと言っている奴は、やせ我慢しているだけだ」

 

里見「俺はただ、自分の足で歩きたいだけだ。」

椅子に腰掛けるために歩き続ける財前。

悩みながらひたすら歩記続ける里見。

似てはいても目指すところが全く違うと言えるでしょう。

 

里見「俺は取り引きをするために、林田加奈子の末期治療を引き受けたいと考えたわけじゃないんだ。」

 

財前「だったら医者なんかやめろ。一度君に言っておきたかった。医者は治療の技術を売って金を稼ぐ商売だ。君だって給料を貰って患者を診察している。自分だけ特別な顔するなよ。」

 

里見「俺は君のように割り切れない。君が割り切ることで医者であり続けるなら、俺は悩むという一点で医者でいられるのかもしれん。」

教授選におけるキーマンである大河内教授との仲を取り持ってもらうことを条件に、里見の患者のオペを引き受けると持ちかける財前。劇中ではそこまで露骨に話はしていませんが、里見は仲を取り持つことを拒否します。

2人の医者としてのあり方の信念がぶつかりあうシーンです。里見は患者が第一、というよりも患者が第一という「信念」に従って生きているのかなと思いました。

 

里見「俺は、彼女を苦しめたんだな。」

 

財前「ああ。僕ならもっと早く、もっとうまく彼女を送り出したね。いくら悩んでみたところで、患者のためになるとは限らないんだよ里見。そんなに簡単なものじゃない。だから僕は教授になるよ。確実なものが欲しい。」

患者を第一に考える里見ではありますが、常に里見が正しいわけではありません。

だからこそ里見は悩み続けていくのでしょう。

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白い巨塔の名言集~その他~

財前「俺は偉くなりたいんだ。一番になって、より多くの人間を従えて歩きたい。男なら誰でも思うことじゃないのか。」

里見の「たくさんの患者の命を救ってきた。それだけじゃだめなのか?」という問いに対するアンサー。この返答は財前の独白ですが、里見との考えの違いをはっきりと示した名言でしょう。

野心のない里見、野心の塊である財前。それをはっきりと分ける表現の1つですね。

 

財前「俺は自分のためだけに生きている。誰だってそうじゃないのか。」「困るんだよ。あいつの言ってることが嘘じゃなきゃ、俺は困るんだ。」

「あいつ」とは里見のこと。財前の価値観では里見脩二という人間を理解することができません。

ただ、僕は2人はとても似ている人間だと思います。コインの表と裏のように、決して交わることはないですが、自分が信じるものに対して真っ直ぐなところはとても似ている。

だからこそいがみ合いつつも、お互いのことを信頼しあっているのではないでしょうか。

 

財前「でも不思議だよ。大人になっても医者になっても、俺、もっともっとって思ってるんだ。きっと、死ぬまで思い続けるんだろうな。」

母に電話で心境を吐露した一節。人間としての弱さを見せていたのは母とケイ子に対してだけかもしれません。

 

船尾「甘いお方だ。」

東の後輩である船尾が、東に対して放った言葉です。教授選において東の裏工作が甘いと、後輩である船尾から指摘されたことはとても屈辱的。

その後のコートがひっかかり、東の怒りが爆発してしまうシーンも必見です。

 

白い巨塔の名言まとめ

これ以外にも名言、名ゼリフの宝庫なのが白い巨塔というドラマです。

1つも無駄なシーンがない、メッセージ性が高くたまに見返したくなる作品ですね。

2019年の岡田版を見直して、過去の作品を見直したくなった人は多いんではないでしょうか。

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