小泉進次郎構文が流行っていますが、使い方を間違っている人もいます。
「楽しめればOK」感が強いですが、専門家の見解では明確な定義から外れないことも重要だとか。
ということで今回は、抑えるべきポイントを例文を交えて、小泉進次郎構文の作り方を徹底的にお伝えしていきます。
Contents
小泉進次郎構文とは?
小泉進次郎氏の伝説の格言であり神託である、
小泉進次郎
を元に広がった小泉進次郎氏が良いそうな特に意味のない繰り返しを用いた構文のことです。
深い意味がありそうで何の情報も得られないことが特徴。
基本的なスタイルは
「Aである。だから~Aだと思う。」
「Aだと思う。つまりAである。」
という「A=A」という同じことを繰り返すことで小泉進次郎構文は作られているんですね。
河合塾京都校さん、小泉進次郎構文で宣伝してて好き pic.twitter.com/MvZlsNAQQa
— かわうそ🏮 (@UTAS__) November 4, 2019
小泉進次郎氏以外にも小泉進次郎構文の使い手は存在します。
小泉進次郎の作り方は超簡単!
小泉進次郎構文の作り方を解説します。
①同じことを繰り返して言うだけ
石炭火力の削減のために、まずは石炭火力を減らしていくべきだと考えています。 #小泉進次郎構文
— 小泉進次郎構文bot (@NanimoBot) February 8, 2020
小泉進次郎の作り方に難しい点はありません。
同じことを繰り返すだけです。
明日は日曜日だから、私は明日が日曜日だと思います。
この前の旅行は楽しかった。だって、この前の旅行は楽しかったと思ってるからです。
新海誠の作品は面白いんですよ。なぜなら、新海誠の作品は面白いから。
私はゲームをするためにね、ゲームをしているんですよ。
全く同じ文言を、接続詞で繋げたり語尾をちょっと変えるだけで小泉進次郎構文は簡単にできあがります。
②小泉進次郎構文のポイント
「A=A」が基本形ですが、
- Aだ。だからAだと思う。
- AなのはAだからだ。
と前半と後半で「~だから」「~だと思う。」などをつけて、僅かな変化をつけないといけません。
全く同じ文言を繰り返していることを僅かに濁すニュアンスが大切です。
でも結果的には濁せていない。
それが小泉進次郎構文の真髄でしょう。
A=Bは小泉進次郎構文と認定していいのか?
小泉進次郎構文には「原典」と「派生した亜種」が存在します。
この項目では派生した亜種である「A=B構文」について解説します。
「A=B構文」はエセ小泉進次郎構文なのか?
オリンピックで金メダルを獲ると、1位になれるんです。
— 小泉進次郎構文bot (@NanimoBot) February 16, 2020
小泉進次郎構文には亜種が存在します。
A=B
というスタイルの構文です。
後半を類義語に置き換えているので前半と後半で言い回しが異なっているものですね。
上記のツイートを見ると、
「金メダルを獲る=1位になれる」
ことは周知の事実ではあります。しかし、表現を変えて同じことを表現しているのが問題なのです。
小泉進次郎構文原理主義者からすると、「A=B構文」は邪道とも言えます。
そもそも本当の小泉進次郎構文は「A=A」だけど、巷でよく見るエセ進次郎構文は「A=B」という大前提がある上での
「A=B」を記述している そこを履き違えている人が多い— masa (@pochama1053) February 20, 2020
しかしながら、「A=B構文」も小泉進次郎構文とする流れが出来ていますね。
小泉進次郎構文の定義が明確でない以上、仕方がないんですが原典からは外れています。
しかし、「A=B構文」は大喜利化しやすく面白いので、小泉進次郎構文として浸透しつつあります。
A=Bの小泉進次郎構文の作り方
「A=B構文」の作り方は抑えるポイントが少し多いです。
- 「AはBである。」が基本形
- AとBは全く同じ意味
- 構文を読んでも何の情報も得られない
の3つを抑えることをできれば「A=B構文」が完成します。
朝起きたら目が覚めたんです。
1時間後ということは、60分も時間が経過しているんですよ。
合法っていうのはね、違法ではないということなんです。
のように、文字は違っても全く同じ意味の言葉を繰り返して作られるのが「A=B構文」です。
一番簡単なのは「AなのはBでない」で文章を作ることですね。
そして、最も重要なのは構文を読んでも何の情報も得られないということです。
朝になるとね、夜が明けるんです。
のように何の情報も得られない文章になるように気をつけてみてください。
これは小泉進次郎構文なのか?例文で学習!
小泉進次郎氏の格言の中でも、構文のようで構文でないものが存在します。
まずはこちら。
小泉進次郎構文のように見えますが、
毎日でも食べたい≠毎日食べているわけではない
と「A=A」「A=B」も成立していません。ただの迷言の1つです。
続いてはこちら。
構文のように見えますが2度めの「約束を守るため」が余計なだけです。
約束は守るためにありますから、全力を尽くします。
とすれば通常の文章になります。
小泉進次郎構文に見せかけるトリックを使ってはいますが、小泉進次郎構文とは言い難いでしょう。
あくまでも「A=A」、亜種と構文と認めるにしても「A=B」でなおかつ何の情報も得られないことが小泉進次郎構文の条件です。