勝みなみさんの母親は元々小学校の先生でした。
しかし、勝みなみさんのゴルファー人生を支えるために教員を退職。
徹底的にサポートを続けていたんです。
父親は遠く離れた離島で小学校の先生をしているので、サポートには回れなかったんですね。
そんな母親の久美(くみ)さんはお金の面でも苦労が耐えませんでした。
ということで今回は、勝みなみさんの母親について特集をします。
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勝みなみの母親のプロフィール|元教員
名前 | 勝久美 (かつくみ) |
生年月日 | 1967年2月22日 |
出身 | 鹿児島県 |
学歴 | 鹿児島大学 卒 |
職業 | 元教員 |
勝みなみさんの母親の名前は勝久美(かつひさみ)さんです。
かつては教員として働いていましたが、娘をサポートするために小学校の教員をやめました。
退職したのは勝みなみさんが高校に入学する直前です。
勝みなみさんの送迎からキャディーから練習計画の立案、それ以外にもお金の工面に奔走しました。
勝みなみさんはアマチュアのままツアーを回っていたので賞金が貰えなかったんですね。
大会に関しては、アマチュアでもプロの大会に出場することが出来ます。
但し、参加時点で賞金(報酬)を受け取らないと誓約する必要があります。
引用:スポジョバ
プロに転校していればお金で苦労することはなかったのですが「ほかの分野の人とのコミュニケーションも大切」とのことで、プロ転向やゴルフ強豪校への進学を断ちました。
勝みなみさんは15歳(高校1年生)の時にプロも参加するツアーで初優勝しました。
KKT杯バンテリンレディスオープンというツアーで、優勝賞金はなんと1800万円!
しかし、アマチュアだったため賞金はもらえず‥その後もお金の面で苦労が続きます。
では、一体どのような苦労があったのでしょうか?
勝みなみの母親の苦労話「お金が全然足りない」
勝みなみさんの母親は学生時代にアマチュアとして活動する勝みなみさんを支え続けました。
父親は離島に単身赴任していたので、孤軍奮闘をしていたんですね。
鹿児島で小学校の教員だった久美さんは、退職して17年のプロテスト合格までの競技生活を1人で支えてきた。
引用:日刊スポーツ
兎にも角にもお金が全然足りなかったんです。
アマチュアとして全国を回っていると1000万円以上のお金が飛んでいきます。
勝みなみさんがプロになって賞金を稼げるようになったのは、高校を卒業したあとです。
学生の間は無給で全国のツアーを回っていました。(プロとして回っていれば総獲得賞金は約4000万円だった)
高校生活にも力を入れるために、すぐにプロにはならなかったのですが‥
ゴルフのツアーに参加するには莫大なお金がかかります。
経済的な負担についても「(娘が)試合に出るたびにドキドキしていました」という久美さんは、1大会30万円以上の出費をしながら、娘を69もの大会に出し、高校入学から2年間で使った費用が1000万円を超えたという。
「1週間で1ヶ月分の給料が吹っ飛ぶくらいの額を使っていってた」と振り返った久美さんは「途中で不安になり始めて、考えて夜も眠れなくなって、ちょっと涙が止まらなくなった」と苦笑い。
引用:ライブドアニュース
僅か2年で1000万円もお金が飛んでいきました。
1週間で1ヶ月の給料が飛んでいく生活は想像が尽きません。
節約のために久美さん自身が今まで経験のないキャディーも務めました。
「1試合5万くらい、そのゴルフ場のキャディさんに払うから、そこを自分がすれば経済的に節約、少しでもなるかな」と、ゴルフ経験がないにも関わらずキャディに挑戦。
引用:ライブドアニュース
退職金が底を尽くほどお金がなかったんですね。
どうしてもお金がなかったので祖父(久美さんの父親)から借金をしてなんとか金欠を乗り切りました。
高校卒業後の2017年にようやくプロに転向し、2018年から本格的にツアーに参戦。
明治安田生命に所属して、JALやダンロップスポーツなどの大手と次々契約を結びました。
3年間に渡る無賞金時代がようやく終わりを告げましたが‥
ツアー初年(2018年)は試合の結果が芳しくありません。
母久美さん(51)は「苦しかった。練習が足りないのか。させすぎなのか。私が練習の計画を立てているから、自分を責め続けていました」と振り返っている。
引用:日刊スポーツ
ようやくのプロ転向でしたが、久美さんの気苦労は耐えません。
そんな気苦労も杞憂に終わり、2018年11月にはプロとして本格的なツアー(大王製紙エリエールレディスオープン)初優勝を飾りました。
プロなので優勝賞金の1800万円は勝みなみさんのものです。
勝みなみの父親は離島の小学校の先生!
勝みなみさんの父親についてご紹介をします。
①離島で小学校の先生をしている
勝みなみさんの父親は小学校の先生です。2021年現在も教員を続けています。
そんな父親は鹿児島県の与論島という離島の小学校(与論町立那間小学校)で先生をしているんですね。
与論島は鹿児島県ですが九州よりも沖縄の方が圧倒的に近いです。
人口が5,000人ほどの小さな島で那間小学校の児童の数は80人(2019年度)。
5,000人の島にしては意外と多いのかも?
与論島には3つも小学校があるので過疎化は進んでいないようですね。
また、勝みなみさんは父親に対してこうコメントを残しました。
――娘から見る父親の秀樹さんはどのような人?
「厳しい時は怒ってくれるし、うれしい時には一緒に喜んでくれる。すごくいい父親」
引用:奄美新聞社
父親がお金を工面してくれたおかげでプロになれたこともあり、勝みなみさんはとても大事にされていますね。
②父親とのエピソード

出典:奄美新聞社
勝みなみさんの父方の祖母は与論島の出身です。
だから、勝みなみさんがアマの頃から島を上げて応援されていたんですね。
それもあって、父親と一緒に与論島でゴルフレッスンのイベント(2019年2月)を開催したことがあります。
山元宗町長は、勝選手の祖父母と旧知の仲だったことを明かし「勝選手のDNAは、この与論島にある。アマチュア優勝時も島で話題になったし、プロの優勝の時には島をあげて大喜びした。活躍を一喜一憂しながら見守っている」と激励した。
引用:奄美新聞社
鹿児島県の本土から遠く離れた与論島ですが、活気に満ち溢れていますね。
勝みなみがゴルフを始めたキッカケは祖父?
勝みなみさんがゴルフを始めたキッカケは祖父の市来龍作さんです。
勝みなみさんと市来龍作さんが一緒にゴルフで遊んだのがキッカケなんですね。
「最初は孫とじいちゃんの遊びだったんだけど、こんなにうまくなるとは思わなかったです。でも半年で私と同じぐらいうまくなった」。2万5000円のジュニア用クラブセットを買い与え、2人で遊びながらゴルフを覚えた。「私はゴルフのプロじゃないし、なんにも知らない。ただ、可愛がるだけでした。難しいことは教えていない」と当時を懐かしんだ。
引用:GDOニュース
安いゴルフのセットを買ってただ遊んでいるだけのつもりでしたが、いつの間にか日本を代表するプロになっていました。
そして、2018年にプロ初勝利をおさめた時の副賞であるベンツを祖父にプレゼントしました。
4年前にもらえなかった同じ優勝副賞の高級外車「ベンツ」は祖父の市来龍作さん(78)に贈る。「プロで優勝したらプレゼント」の約束も孫娘は見事に果たした。
引用:サンスポ
活動費用を出してくれたり、ゴルフの師でもあった祖父に最大級の恩返しができたんです。