新谷仁美の引退理由と復帰理由|陸上が「おいしい」ことに気付いた?

新谷仁美の引退理由と復帰理由

陸上長距離界のスターである新谷仁美(しんやひとみ)さんは2015年に一度現役を引退しています。

引退して数年で現役に復帰し、2021年の東京オリンピックにも出場。

世界陸上で結果を出した直後に引退した理由、そして全くトレーニングをしていなかったのに復帰した理由とは!

各メディアで微妙に異なるコメントが出てきますが‥

今回は、新谷仁美さんの引退理由と復帰理由について特集をします。

新谷仁美の引退と復帰前後の様子

新谷仁美

新谷仁美さんは日本の長距離陸上界のスーパースターです。

2021年の東京オリンピックにも出場する、日本を代表する選手です。

中学生から陸上を始め、2013年8月の世界陸上では5位入賞

現在は30代になりながらも日本トップの陸上選手として、最前線で戦い続けます。

新谷仁美

引退会見

しかし、新谷仁美さんは2014年に一度現役を引退しています。

まだこれからという時期の引退でした。引退後はOLとして働いています。

また、復帰を考えていなかったのか、OL時代にトレーニングは一切していませんでした

復帰の準備をしていない中での復帰理由は、仕事に徹する仕事人魂にあったようです。

新谷仁美の引退理由は「1年間走れないから」

2013年8月の世界陸上で5位入賞から5ヶ月後(2014年1月)に、新谷仁美さんは引退を表明します。

完全燃焼していないのに、なぜそのタイミングで引退を表明したのでしょうか?

引退理由と足底筋膜炎

新谷仁美

引退の最大の理由は「1年間も走れなくなったから」です。

当時も今も、陸上競技は私にとって“仕事”なので、1年間も商品価値がなくなるということは、モチベーションにも影響します。やはり走って結果を出してこそプロのアスリートだと思うので、どんな理由があっても休みたくなかったんです。

引用:東京オリパラガイド

新谷仁美さんは右かかとの足底筋膜炎が完治せず、「治るかどうか分からない」「完治しても1年間は走れない」と医者に宣告されました。

1年も仕事を休む選択肢は考えられなかったのでしょう。

プロのアスリートとしての信念が、1年間も走れなくなる自分を許せなかったのです。

2013年8月の世界陸上5位入賞は日本人としては快挙ですが、新谷仁美さんいわく「燃え尽きてはいない」と大会を振り返って悔しさをにじませていました。

燃え尽きたからではなく、あくまで1年も走れないのに陸上選手を続ける選択ができなかったのです。

新谷仁美

2013年 世界陸上(モスクワ)

また、当時の新谷仁美さんはセカンドキャリアについても考えていました

さらに、当時の私は25歳だったので、そろそろ次の道に進んでもいいのかなという気持ちもありました。陸上以外の世界を知らなかったので、どのようなものか興味があったんです。

引用:東京オリパラガイド

新谷仁美さんは中学校で陸上に出会い、高校、社会人では陸上一筋。

幼少期はピアノや習字を習っていましたが、陸上しか知らない世界を生きていました。

だから、陸上以外の世界に興味があったとも語っています。

引退後は事務職をしていた

OL

画像はイメージです

新谷仁美さんが現役引退後は、事務処理等のデスクワークをしていました

主に事務処理などのデスクワークです。エクセルやパワーポイントを使っての仕事が苦手で。これまで全くやってこなかったことなので、同僚の数倍時間がかかってしまいました。

引用:東京オリパラガイド

これまでとは180度異なる職業についたんですね。

新谷仁美さんにとってデスクワークは自分にあっていない仕事だったのかもしれません。

 

新谷仁美の2つの復帰理由

会社員としての人生を3年半で終わらせ、陸上に復帰した理由は「おいしい話だったから」と語ります。

  1. お金の面
  2. 仕事の面

の2つの側面から、復帰理由を深堀りしていきます。

陸上の方がお金がもらえる

新谷仁美

一つ目の理由がお金です。

「OLより走るほうが給料が良かったから、それだけ」と語ったことがあります。

「アスリートは走るのが好きみたいに思われますが、私、全然そういうのじゃないんで。単純に復帰したきっかけは、OLで稼ぐより、走るほうが給料がよかったから。それだけです」

引用:REALSPORTS

就職したてのOLの給料となると、年収300万~500万円程度でしょう。

日本代表レベルの新谷仁美さんならば、年収数千万円も現実的です。

OLで同じ額を稼ぐことを考えれば、外資系企業でトップレベルの成績を叩き出す必要があります。

そう考えれば、新谷仁美さんにとっては陸上に復帰したほうが稼ぎやすいはずです。

OLより陸上のほうが楽?

新谷仁美

復帰した理由は、お金の面だけではありません。

OLをするより陸上選手の方が楽じゃないかと思えたんです。

率直に言うと“おいしい話”だと思ったんです。オフィスで働いていた3年半は全くトレーニングをしていなかったんですが、過去の実績で契約を決めてもらえました。実は「やっぱり陸上の方がいいな」という思いは引退後、終始抱いていました。苦手なエクセルやパワーポイントと違って、陸上はやり方を知っています。オフィスでプレゼン資料を作るよりも、陸上で日本のトップレベルの力に戻す方が楽なんじゃないかと思ったんです。

引用:東京オリパラガイド

新谷仁美さんは偶然シューズメーカー(NIKE)からオファーを貰って、現役に復帰しました。

OL時代は一切トレーニングをしておらず、

過去の実績だけで契約をもらえた

と語っています。新谷仁美さんからすれば「こんな簡単においしい話が来るのか」という思いだったでしょう

そして、慣れないことだらけのOL生活より、やり方を知っている陸上のほうが楽だったのではないか。

復帰後に調子を上げて2021年の東京オリンピック代表に選ばれるあたりは、本物のトップアスリートですね。