岸田文雄さんはやはり高学歴です。
最終学歴は早稲田大学法学部卒ですね。ただ、政治家では珍しくありません。
珍しいのは東大受験に3回連続で落ちたことでしょうか。
そんなこともあってか、母校である名門の開成高校への思いはかなり強いです。
東大王で有名になった伊沢拓司さんや水上颯さんの大先輩なんですね。
岸田文雄さんは当時、野球部で汗を流していた少年でした。
どんな学生時代を送っていたのでしょうか?今回は岸田文雄さんの学歴について特集をします。
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岸田文雄の学歴一覧|小学校〜大学まで
岸田文雄さんの学歴一覧は以下の通りです。
大学 | 早稲田大学 法学部 |
高校 | 開成高校 |
中学 | 千代田区立 麹町中学校 |
小学校 | 千代田区立 永田町小学校 |
特筆する点は2つです。
- 小学校低学年の時はNYにいた
- 東大受験に3回連続で失敗したこと
通産省に勤める父親の仕事の関係で、岸田文雄さんは小学1〜3年生の期間をNYで過ごしていました。
もちろん現地では英語を使って話していたので、英語力の基本はこの時に鍛えられたのでしょうか。
そして、岸田文雄さんは3年連続で東大受験に失敗しています。
「私は決して線の細いエリートではありません。母校の開成高校は東大に進む生徒が多い中、私は東大受験に三回失敗するなど悔しい思いもしました。結局、早稲田と慶應の両方に受かりましたが」
引用:文春オンライン
1976年、1977年、1978年の3年連続で東大受験に失敗した後に早稲田大学法学部へと進学しました。
親族の多くが東大出身なので、プラッシャーもあったのでしょう。
ちなみに、岸田文雄さんが2回めに東大を受験した1977年は、開成高校が東大合格者数で全国初のナンバーワンになった年です。
開成高校が東京大合格者数で初めて1位になったのが、1977年のことである。124人を数えた。
引用:文春オンライン
合格者の1人に入り込むことはできませんでした。
岸田文雄の学歴|超名門の開成高校出身
開成高校はどんな学校?
名前 | 開成高等学校 |
場所 | 東京都荒川区 西日暮里 |
創立 | 1871年 |
備考 | 男子校 |
開成高校は東京都の荒川区にある私立の名門校です。
始祖となる共立学校が設立されたのは1871年で、140年もの歴史がある伝統校。
東大合格者数の高校別ランキングで40年間連続で首位をキープする、日本のトップ校でもあります(2021年現在)。
そんな開成高校の校風はたったの2つ!
- 制服を着ること
- 無届けの外出禁止
だけなんです。
実は開成高校の校則はたった2つで、「制服を着る」ことと「無届けの外出禁止」だけ。禁止事項以外は何をやっても良い自由な校風です。
引用:CHANTO WEB
外出禁止というのはプライベートではなく、授業や活動がある時の外出です。
自由でも学校が成り立つのは、羽目を外しすぎない生徒ばかりが集まっているからでしょう。
そんな開成高校のOBには、メディアに引っ張りだこの伊沢拓司さん、東大王のイケメン担当だった水上颯さんがいます。
岸田文雄さんは東大王の大先輩にあたりますね。
ちなみに、開成高校のOBが総理になるのは岸田文雄さんが初のこと。
開成高校出身の官僚や政治家は多いものの、総理は今までいなかったのです。
開成OBの総理大臣は悲願!
伊沢拓司さんも開成高校の校訓を持ち出して、「1人の後輩として応援させていただきたい」とコメントしました。
「開成高初なんだと言うことに驚きもあります。我々の校訓は『開物成務』『質実剛健』ですから、物事を開いて何かをなすということ、そして質素かもしれないけど実のあるような形での活躍を楽しみにしています。いちOB、いち後輩として応援させていただきたい」
引用:デイリー
岸田文雄さんの総理大臣就任で開成高校OBは大いに盛り上がり、その様子はニュースでも取り上げられたんです。
さて、岸田文雄さんは開成高校でどんな高校生活を送っていたのでしょうか?
実は細身の野球少年だったのです。
岸田文雄の高校時代
岸田文雄さんは高校時代、野球部に所属していました。
中学は軟式テニス部だったので高校からの野球スタートです。
2年でレギュラーになりポジションはショートかセカンド。
打順は1番か2番でバントもこなすリードオフマンでした。
二遊間でコンビを組んだ関根さんは「野球はうまくなかったけれど、真面目に練習をこなしていた」と語ります。
「最初に会った時は線が細く野球もうまいわけではなかったけれど、不平不満を言わず練習も休まなかった」
引用:毎日新聞
合宿では練習場から宿舎まで数キロのマラソンをするのが恒例でした。
サボる部員もいる中、岸田文雄さんはサボらずに走って宿舎についた途端に倒れ込んでいたようです。
また、クラスでは『パパ』というあだ名で親しまれていた岸田文雄さん。
開成は中高一貫ですが、岸田文雄さんは高校からの編入組。
その割にはどっしりしていて、当時から話させ上手だったので『パパ』というあだ名がついたとか。
今も昔と変わらないようですね。
開成高校に思い入れが強い岸田文雄
岸田文雄さんは開成高校に深い思い入れがあるようです。
500人以上の開成高校OB官僚が集う同窓会『永霞会』の主催者なんですね。
また、高校卒業後の同窓会にもしょっちゅう顔を出していたようです。
また、外務大臣時代(2012年12月〜2017年8月)でも気さくに同窓会へ出席していました。
同窓会の場ではいつも「岸田文雄さんがトンネルしてコールド負けした話」が話題になるとか。
高校卒業後も同窓生で集まる機会は多く、酒豪で知られる岸田氏は外相時代なども気さくに顔を出した。同級生が集まると、いつも話題に上るのは高校2年秋の東京都予選で、岸田氏が相手の打球をトンネルして七回コールド負けを喫した試合の話になるという。関根さんは「その話になっても嫌な顔一つしないし、先輩から『おい岸田』なんて無遠慮に呼ばれてもニコニコしながら酌をしている。マスコミでは『(岸田氏は)話がつまらない』なんて言われるが、素顔は気さくで良いやつですよ」と笑う。
引用:毎日新聞
同級生は「(岸田文雄は)気さくでいいやつ」と言っていますね。
政治家としての岸田文雄さんと、開成高校OBの気さくな岸田文雄さんは見え方が違うのかも?
しかし、首相になる前後から気さくな岸田文雄さんの姿が有名になってきましたね。
岸田文雄の学歴を一つ一つ紐解く
早稲田大学法学部
岸田文雄さんは早稲田大学法学部卒です。
東大受験に3度失敗しましが、早稲田大学と慶應義塾大学に合格。
岸田文雄さんが選んだのは早稲田大学でした。
大学を卒業後は日本長期信用銀行(現在の新生銀行)に入行し、四国を転々としていました。
5年間の行員生活を終えた後、議員秘書となり政治家を目指すことになったのです。
千代田区立麹町中学校
岸田文雄さんの出身中学は、東京都の千代田区立麴町中学校です。
皇居の直ぐ側にある中学校ですね。
数多くの政治家や大学教授などを輩出した名門校です。
進学校として有名な日比谷高校へ多くの合格者を輩出しています。
ちなみに、中学時代の岸田文雄さんは軟式テニス部に所属していた
千代田区立永田町小学校
岸田文雄さんは、小学3年生の7月から東京都千代田区立永田町小学校に通っていました。
それまでは、アメリカの小学校(パブリックスクール)に通っています。
アメリカでの学校生活ではアジア人差別を経験したことがあるそうです。
-少年期の米国在住時代、白人の女の子に手をつなぐのを拒まれた差別体験が原点にあるとか。
引用:Yahooニュース
岸田文雄さんは差別に衝撃を受け、世の中に理不尽があることを痛感した体験となりました。